2011/10/15

第3学期(最終学期)の履修

ENPCでの最終学期が始まった。
今学期はこの留学生活の中で最もゆとりのある学期になりそう。というのも、言葉のハンデかかなりなくなった上に、先学期までの2学期間で学位取得要件にかなり近づいたからだ。

■ENPCでのエンジニアリング学位(修士相当)の取得要件
1.専門科目の単位を3学期間で100単位
2.語学科目の単位を3学期間で16単位
3.インターンシップ(短期or長期)
4.TOEIC 750点以上
5.卒業研究(東大での修士論文で振替可能)

先学期までに、専門科目を72単位・語学を17単位取得することができ、夏はAfDBで短期のインターンシップを行うことができたことで、残りフランスでやる分は専門科目28単位だけとなった。さらに、9月の集中講義(3週間)で6単位取得できているはずなので、実質22単位の取得ですむ。

なお、経済・ファイナンス専攻の他の学生は国内の他の大学や海外の大学でこの第3学期を行うことが一般的なので、うちの専攻には第3学期用の授業がほとんどない。しかし、僕は東大の方に2月末に戻らなくてはならい関係で、他の大学で第3学期をやることが実質できないので、今学期は主に、"交通・環境・都市"専攻の授業と、"持続可能な開発と交通"という別のコースの授業を取ることになった。


■月曜日
午前:交通工学 (Ingénierie du trafic) 4単位
数学をがんがん使って、交通量とかを分析する授業。統計や確率は去年苦しんだ分自信がついたので、それらをバンバン応用していくのは気持ちがいい! ただ"(数学者じゃなくて)エンジニア"だからという理由で、たまに先生の解答がご都合主義的なのが個人的には気に入らないのだが・・・。

午後:Development / War by other means? 2単位(語学)
ENPCに来てから初めてとった、"語学の授業としての"英語の授業。アジアの経済成長を扱うという話だったんだけど、授業計画見てみたら日本と中国の経済成長の話で9割以上やった(笑)
ちなみに、英語の代わりにスペイン語を取ろうか迷ったんだけど、スペイン語の再開は英語・仏語の2つをもう少し定着させてからにしようと思い断念。

夕方:プロジェクト・ファイナンス(Financement de projet) 4単位
主にインフラ関連のプロジェクトをどのようにファイナンスするかという授業。講義のほかに、数値シミュレーション・ロールプレイング・実務者による講演などがあって、授業内容は充実してそう。


■火曜日
念願の や す み (キタコレ)


■水曜日
午後:持続可能な開発とコーポレートガバナンス
(Développement durable et gouvernance d'entreprise) 2単位(後期のみ)
後日追記予定。


■木曜日
午前:気候変動(Changement climatique)3単位(後期のみ)
気候変動といっても、経済分析をやると書いてあったので、水文学的な授業ではない模様。
後日追記予定。

午後:集合的行動としての環境問題
(L'environnement comme problème d'action collective) 2単位(前期のみ)
11月始まりなので、後日追記予定。


■金曜日
午前:数字の力(Le pouvoir des chiffres) 3単位
社会学系の授業。統計数字に関する、見方・見せ方・難しさ・不確実要素etc.を議論する授業。なかなか面白そう。

午後:ロジスティクスと交通についての考え方とその活用
(Conception et exploitation des systèmes logistiques et de transport) 4単位
ロジスティクスとそのマネジメントについての授業。あまり技術的なところには踏み込まずに、むしろマネジメントに力を入れて授業をするみたい。


■集中講義(11月に1週間)
International Business Strategy, 3単位(MBA)
MBAの授業なので英語で行われる。去年これをとった友達がかなりよかったと言ってたのでとった。楽しみ。



自分としてはもっとファイナンスの授業を取りたかったのだが、いろいろな制約があって取れなかったという事情もあり、余った時間は、フランス語の資格と金融の資格の勉強にあてたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿