通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円
冬休みで時間もいっぱいあるので、前々から読みたかったこの本を読んだ!
何で人民元はあんなに安いん?
とか
ギリシャの問題って日本でも起こるんじゃないん?
(てかそもそもギリシャの問題って突っ込んで言うとどういうこと?)
とか前々から思ってたから。
新書というよりは、国際金融の近現代史の教科書という印象を受けた。
マクロ経済学の基礎知識がある読者を対象としてると思われ、300ページ未満ながら内容はすごく濃いと思う。おれは普通の新書の3倍以上の時間がかかった。
戦後のブレトン・ウッズ体制からニクソンショックや共通通貨ユーロの誕生、08年の金融危機にいたるまでを事細かに説明してくれていて、そしてそれらを踏まえた国際金融の問題を説明してくれていてとても勉強になった。
マクロ経済学で習った理論が使われながら、実際の問題が説明されていくというのが、経済学を学ぶ学生にとっては読んでいて面白かった。
とはいえ、きちんと理解できたところは7割程度しかないと思うので、留学を終えて帰国するとき(2012年2月)にもう一回読み返したいなと思う。
2010/12/26
2010/12/19
2011年の目標、いや今日からがんばる
2011年の目標は、
・自分ならできるという自信
・周囲の人の胸に飛び込んでいく勇気
・うまくいかなくてもそれらを失くさない粘り強さ
の3つを持つこと。自信は過信なくらいの方がいい。実際最近、自信や勇気っていうものを意識してから、生活が格段に楽しくなったし、物事も好転しやすくなった気がする。
なんでもダメもとで試してみる、やってみる。もっと自分から心を開いてみる。もう一歩踏み込んでみる。ダメでもくよくよせず次。
あと、自分が話し手に回ってたくさん話すっていうのにも挑戦しないとな。
おれは日本にいるときから話し手より聞き手が得意で、自分の話をあまりしないんだけど、こっちでは聞き手となることに価値がないからなぁ。話してなんぼの世界やから。
あとは楽しむことやな。今の自分の環境は、まさに考え方次第では辛いとも楽しいとも取れる。そりゃさ、うまく行かないことなんて山ほどあるけどさ、ちょっと見方を変えればinterestingに思えることって多い気がする。
よく考えたら、これらはおれ自身が抱える根本的な問題に根ざしてる気もする。そういう意味では、この色々ある留学生活を通して、それらの問題が俺の前に顕在化したんだろうな。
あと技術的なことでは、勉強面では仏語DALF(C1)と業務レベルの英語と経済学、課外活動面では、野球とワインあたりを頑張っていきたいなと思う。
2011年は攻めの年にするぞー!!!
・自分ならできるという自信
・周囲の人の胸に飛び込んでいく勇気
・うまくいかなくてもそれらを失くさない粘り強さ
の3つを持つこと。自信は過信なくらいの方がいい。実際最近、自信や勇気っていうものを意識してから、生活が格段に楽しくなったし、物事も好転しやすくなった気がする。
なんでもダメもとで試してみる、やってみる。もっと自分から心を開いてみる。もう一歩踏み込んでみる。ダメでもくよくよせず次。
あと、自分が話し手に回ってたくさん話すっていうのにも挑戦しないとな。
おれは日本にいるときから話し手より聞き手が得意で、自分の話をあまりしないんだけど、こっちでは聞き手となることに価値がないからなぁ。話してなんぼの世界やから。
あとは楽しむことやな。今の自分の環境は、まさに考え方次第では辛いとも楽しいとも取れる。そりゃさ、うまく行かないことなんて山ほどあるけどさ、ちょっと見方を変えればinterestingに思えることって多い気がする。
よく考えたら、これらはおれ自身が抱える根本的な問題に根ざしてる気もする。そういう意味では、この色々ある留学生活を通して、それらの問題が俺の前に顕在化したんだろうな。
あと技術的なことでは、勉強面では仏語DALF(C1)と業務レベルの英語と経済学、課外活動面では、野球とワインあたりを頑張っていきたいなと思う。
2011年は攻めの年にするぞー!!!
2010/12/11
従来の成長モデルと新しいモデル
Ecole des Pontsでは、金曜のお昼の時間にCafé des Sciencesという名の、講演会みたいなのがある。
今日は、Jean-Michel Severino氏による経済成長に関する講演だったので、参加してみた。
彼曰く、従来の経済成長モデルは4つ。
1.資源依存型でオランダ病に打ち勝った国(中東をはじめとする産油国)
オイルマネー。
2.双子の赤字モデルの勝者(日本や韓国、ドイツなど)
いわゆる「東アジアの奇跡」。工業製品をアメリカにバンバン輸出して経済成長の原動力とするモデル。
3.人的資源の輸出国(フィリピン、メキシコ、トルコなど)
先進国に出稼ぎに行って、本国に送金するパターン。多くの先進国で少子高齢化が進んでいるのもこのモデルの追い風となるだろうって言ってた。そういえば、「最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?」という本でも、内陸国の経済成長手段のひとつとして、海外送金が挙げられてたな。
4.サービス輸出国(インド)
インドのアメリカと連携したIT産業がこのモデルの主な例。ただ、インド以外に現行の例はなく、今後このモデルに当てはまりそうな国をいくつかあげてた。シンガポールとか。
しかし、今後予想される人口爆発とライフスタイルの変化(大量消費)による環境負荷の増大や、先進国の経済成長の行き詰まりなんかを彼は指摘した上で(たぶん他にもいろんなこと言ってたと思うけど)
新しいモデルが必要!
と彼は主張してた。
その後、彼は、保護主義への回帰だけは避けなくてはいけないと主張して、
環境税の導入や、途上国への海外直接投資の増加、などを提案してた(正直あまり聞き取れなかった・・・他にもいろいろあったと思う)
個人的な感想としては、新しいモデルが必要というのは、まったくその通りだと思う。おれは、新しいモデルって言ってるのは主に3つに分けられると思っている。つまり、先進国経済の再活性化のモデル、新興国の経済成長と環境負荷との両立のモデル、最貧国が経済成長を開始するモデル。まぁ分類したところでなんだって話だけどw
あと印象に残ったのは、まだまだ具体策は試行錯誤の段階なんだなってこと。経済学的には答えは出てるけど、政治的に実現できないっていうレベルじゃなくて(いや、環境税はそうかも)、経済学的にもまだ答えは見つかってないみたいな。
とにかくもっと勉強する!
今日は、Jean-Michel Severino氏による経済成長に関する講演だったので、参加してみた。
彼曰く、従来の経済成長モデルは4つ。
1.資源依存型でオランダ病に打ち勝った国(中東をはじめとする産油国)
オイルマネー。
2.双子の赤字モデルの勝者(日本や韓国、ドイツなど)
いわゆる「東アジアの奇跡」。工業製品をアメリカにバンバン輸出して経済成長の原動力とするモデル。
3.人的資源の輸出国(フィリピン、メキシコ、トルコなど)
先進国に出稼ぎに行って、本国に送金するパターン。多くの先進国で少子高齢化が進んでいるのもこのモデルの追い風となるだろうって言ってた。そういえば、「最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?」という本でも、内陸国の経済成長手段のひとつとして、海外送金が挙げられてたな。
4.サービス輸出国(インド)
インドのアメリカと連携したIT産業がこのモデルの主な例。ただ、インド以外に現行の例はなく、今後このモデルに当てはまりそうな国をいくつかあげてた。シンガポールとか。
しかし、今後予想される人口爆発とライフスタイルの変化(大量消費)による環境負荷の増大や、先進国の経済成長の行き詰まりなんかを彼は指摘した上で(たぶん他にもいろんなこと言ってたと思うけど)
新しいモデルが必要!
と彼は主張してた。
その後、彼は、保護主義への回帰だけは避けなくてはいけないと主張して、
環境税の導入や、途上国への海外直接投資の増加、などを提案してた(正直あまり聞き取れなかった・・・他にもいろいろあったと思う)
個人的な感想としては、新しいモデルが必要というのは、まったくその通りだと思う。おれは、新しいモデルって言ってるのは主に3つに分けられると思っている。つまり、先進国経済の再活性化のモデル、新興国の経済成長と環境負荷との両立のモデル、最貧国が経済成長を開始するモデル。まぁ分類したところでなんだって話だけどw
あと印象に残ったのは、まだまだ具体策は試行錯誤の段階なんだなってこと。経済学的には答えは出てるけど、政治的に実現できないっていうレベルじゃなくて(いや、環境税はそうかも)、経済学的にもまだ答えは見つかってないみたいな。
とにかくもっと勉強する!
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