2010/06/28

解説が詳しいフランス文法問題集

解説が詳しいフランス文法問題集 白水社


やっと、5月に帰国したときに買った「解説が詳しいフランス文法問題集」を終えました!
この本は、一通り初級文法書をやり終えた中級者向けの本で、その名のとおり解説が詳しいです。
時制の一致や、前置詞や冠詞の使い分け、原因・理由・譲歩などの表現など、文章を書くのに必要な要素を詳しく解説してくれています。
特に、私のような大学院で授業を受ける身としては、レポートやテストできちんとした仏語を書くことを求められるので、やってよかったなと思います。万が一、テストで答えがわかってるのに仏語が書けないなんてことになったら、悔しいからね。

さて、語学学校もあとちょうど2ヶ月!
このままでは、全く授業なんてついていける気がしない(笑)
これからは、語彙と聞き取りを中心に勉強を進めようっと!

2010/06/14

雄気堂々

本当に読んでよかった!

城山三郎 雄気堂々〈上〉 (新潮文庫)
城山三郎 雄気堂々〈下〉 (新潮文庫)

一農夫の出身ながら、日本経済の基礎を築くに至った、渋沢栄一の物語。
また、発展途上にあった日本において、後世の発展につながる「仕組みづくり」をした人物の一生を知りたくて読むことにした。

彼自身、田舎にいて、若い頃は尊皇攘夷のための焼き討ちなどを企ててはいたが、理由あって幕臣となったり、理由あってフランスへ留学したりして世界を知り、日本経済の近代的な仕組みづくりが急務であると考え、今日の日本経済の基礎を気づくこととなった。

「志を立てるのは易しいが、堪忍するのは難しく、貴重でもある。」や
「志をたてるだけでは無責任であり、どうしたら志を遂げられるか、その効果はどうか吟味する必要がある」
という点については、特に響いた。
私自身がいま考えている「志」は果たして、日本のため、世界のためになるのだろうか?
どうすればその志を遂げられるのだろうか?という本質的な問いに対して、改めて考えさせられたとともに、その問いに答えるにはまず、(経済をはじめとして)勉強する他ないと再認識した。

また、大政奉還から明治維新への流れや、今日も日本経済を支えている、商社・銀行・運輸などの企業の成り立ちもついでに学べる点も良い。さらに、ストーリー自体もとても面白い。
個人的には非常におススメの本です。