2011/06/21

フランス語学習 中級

今日は、僕が今まで実際に使ってみたり、情報収集したり、本屋で立ち読みしたりして得た経験に基づいて、フランス語の中級レベルの参考書や勉強法のおススメを紹介しようと思う。


■基礎固め(中級の話の前に入門について)
基本的に入門書はどれも変わらないと思うし、学生なら学校のテキストでまず十分だと思う。だけど、それと平行してやるのに個人的におススメなのはなんと言ってもNHK語学講座のラジオの方(まいにちフランス語)。内容は充実してるし、毎回音声を聞いて自分で発音するというのがかなり良い。さらに、最近はネットでストリーミングで聞けるから、以前のように特定の時間にラジオで聞く必要はない。しかも、毎日少しずつというのは語学学習においてかなり大事。


ここからが本題の中級。

■文法の練習問題
解説が詳しいフランス文法問題集 白水社
中級レベルの文法問題集。その名の通り、解説がくわしくてよい。この本は以前このブログでも紹介した。

■単語帳
仏検 準1級・2級必須単語集 白水社

僕が一番困ったのは単語帳。中級レベルの仏語単語帳って多くのが、ただ単語を並べましたってやつばかりで、なかなか使いやすそうなのが見つからなかった印象。
でもこの単語帳は、ある程度の基礎のある人にとってはかなりいい本だと思う。構成は、毎章、短い文章が1ページ、日本語訳と文法確認が1ページで、文中に出た新単語とその派生語・類語が2ページとなってる。全40章。速読英単語みたいな感じかな。重要な単語を押さえてくれてるし、文章がついてるから単語が頭に入って来やすい気がする。僕は渡仏前はこれで語彙を増やしつつ、CDをipodに入れて聞き取りの練習をしてた。

■聞き取り
聞き取りの練習には、フランスのラジオ局やテレビ局のサイトを使うといいと思う。特に以下の2つは、ネットで聞けて、内容に関する問題(質問)と解答がついてて、さらにスクリプトまでついてるという優れもの。ある程度フランス語を勉強したよって人にはかなりいいトレーニングになると思う。

tv5のenseigner le françaisの7 jours sur la planète

rfiのlangue française


■会話
もしこれを読んでくれてる人が大学生とかなら、キャンパスでフランス人見つけて話すのは絶対タメになると思う。僕も今学期、フランス人との交換レッスンをやったけど、発音や自分のよくやる間違いを直してもらうにはこれが一番。

■その他
フランス語らしく書く―仏作文の考え方 白水社
この本はフランス語作文をするときに迷いそうなことを解説してくれてる。ただ、学習本というよりは読み物という感じで、電車の中とか暇なときに第一部を読んでおくと仏作文をするときにすらすら書けるようになると思う。(ただ、第二部はマニアックすぎる気がする)


こんなとこでしょうか。また思いついたら書き足そうと思います。
最後に、フランス語の本の紹介なので白水社の本が多くなっちゃいましたが、僕は白水社の回し者ではないのでご安心をww

2011/06/20

2学期目の総括

6月17日(金)にENPCでの2学期目が終了した。
このダブルディグリープログラムでは、この後インターンをして、9月から3学期目をして2月末に帰国。その後1年間で日本で修士論文を行うことになる。
おそらく2学期目はこのプログラムの中で一番やることが多い学期(projetというグループでの研究活動・インターン探し・授業の3本立て)やから、かなり気持ち的には楽になった感じ。(まぁ単位がちゃんときてるかはまだわからんけどw)


■授業&Projet
授業は先学期の応用という感じのものが多かった。あと、来学期にファイナンスを勉強しようという企みのために、そのための基礎として今学期は会計関連の授業をけっこう取った。

今学期の授業の特徴は、グループワークが多かったこと。授業評価も、グループワーク半分・テスト半分というものがけっこうあっし、projetという3人グループでの一学期かけて研究活動を行う授業もあった。僕の経済・ファイナンス専攻は、学年に60人弱生徒いるのに、外国人が僕入れて3人しかいない(以前フランスの学校で勉強してから来た外国人のぞく)から、3-4人グループだと、自分+他はフランス人(orフランス語ネイティブ)ということになり、議論のスピードについていけなくなるということもしばしば。でもそれは自分の語学力の向上や、「不利な」状況で交渉や貢献をどうするか考えるという意味で大きな勉強になったと思う。

フランス人と言っても人それぞれで、特にこの国は他人に干渉しない文化だから、当たり前だけど性格だって個人の自由。だから一概には言えないけど、一番思ったのは、よくも悪くも彼らは、自分の効用を最大化するように行動するなということ。その結果は、グループとして最適な状況にはならないことが多い気がする。例えば、グループワークで最後の最後まで仕事を始めてくれないのは、早い段階でグループの仕事を始めると自分の働き分が増えるからだ。ホントにやばくなって、誰も働かないリスクが自分が働くコストを上回ってはじめて働き始める。てかあと、頻発してるストライキだってそのいい例だよね。
だから彼らとOfficialに働くときはルール作りがめちゃくちゃ大事なんだろなって思う。(でもルールを決めるのはもっと大変なんだろな。)まぁでも学校や同僚だったらそれよりも、フランス語をもっとがんばって言語面でのストレスを減らして、より親密な友人関係を気づくほうが建設的だろな。



■インターン探し
短期(夏のバカンスの間に8週間以上)または長期(1年)インターンは必修で、なおかつ自分で見つけないといけないから、今学期は同学年のみんながインターン探しに奔走してた。僕は3年で東大修士とENPCの両方を終えたいということで短期を探してて(ちなみにほとんどの生徒が1年の長期インターンをする)、俺はかなり運がよく第一希望だったアフリカ開発銀行でインターンさせてもらえることになった。
アフリカ開発銀行(チュニジア)でのインターンは7月頭からやる予定。東大では主にアジアのことを勉強・研究してたから、いろんな意味でアジアとアフリカの違いなどを見るいい機会かなと思ってる。このインターンを自分の中でどういう位置づけにするのかは、今週のバカンスでじっくり考えたいと思う。


■その他
あと野球がシーズンインした。外国人枠の関係で、出場機会は多くないけど、いい気分転換になってるし、なんだか初心を思い出したような気がする。あと、野球の仲間とグランゼコールの学生とはノリが全然違うから、普段自分が見てるフランス人像は偏ってるんだろなとも思う。まぁ野球のことは今後詳しく書こうと思う。

以上、現状報告でした。今週は休みやから、もっと更新するようがんばろうっと。