2010/12/11

従来の成長モデルと新しいモデル

Ecole des Pontsでは、金曜のお昼の時間にCafé des Sciencesという名の、講演会みたいなのがある。
今日は、Jean-Michel Severino氏による経済成長に関する講演だったので、参加してみた。

彼曰く、従来の経済成長モデルは4つ。

1.資源依存型でオランダ病に打ち勝った国(中東をはじめとする産油国)
オイルマネー。

2.双子の赤字モデルの勝者(日本や韓国、ドイツなど)
いわゆる「東アジアの奇跡」。工業製品をアメリカにバンバン輸出して経済成長の原動力とするモデル。

3.人的資源の輸出国(フィリピン、メキシコ、トルコなど)
先進国に出稼ぎに行って、本国に送金するパターン。多くの先進国で少子高齢化が進んでいるのもこのモデルの追い風となるだろうって言ってた。そういえば、「最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?」という本でも、内陸国の経済成長手段のひとつとして、海外送金が挙げられてたな。

4.サービス輸出国(インド)
インドのアメリカと連携したIT産業がこのモデルの主な例。ただ、インド以外に現行の例はなく、今後このモデルに当てはまりそうな国をいくつかあげてた。シンガポールとか。


しかし、今後予想される人口爆発とライフスタイルの変化(大量消費)による環境負荷の増大や、先進国の経済成長の行き詰まりなんかを彼は指摘した上で(たぶん他にもいろんなこと言ってたと思うけど)

新しいモデルが必要!

と彼は主張してた。

その後、彼は、保護主義への回帰だけは避けなくてはいけないと主張して、
環境税の導入や、途上国への海外直接投資の増加、などを提案してた(正直あまり聞き取れなかった・・・他にもいろいろあったと思う)


個人的な感想としては、新しいモデルが必要というのは、まったくその通りだと思う。おれは、新しいモデルって言ってるのは主に3つに分けられると思っている。つまり、先進国経済の再活性化のモデル、新興国の経済成長と環境負荷との両立のモデル、最貧国が経済成長を開始するモデル。まぁ分類したところでなんだって話だけどw

あと印象に残ったのは、まだまだ具体策は試行錯誤の段階なんだなってこと。経済学的には答えは出てるけど、政治的に実現できないっていうレベルじゃなくて(いや、環境税はそうかも)、経済学的にもまだ答えは見つかってないみたいな。

とにかくもっと勉強する!

0 件のコメント:

コメントを投稿