2009/11/05

【書評】「ネクスト・マーケット」 C.K.プラハード

今日さらっと読んだ本を紹介!

「ネクスト・マーケット」 C.K.プラハード




BOP(Bottom Of the Pyramid)と呼ばれる世界の約40億人の一日2ドル以下で生活する貧困層を対象にしたビジネスについての本。
他の社会起業家関連の書籍より包括的な分析がされていて、説得力がある。
また、事例が豊富でひとつひとつ詳しく説明してくれている。

特にこの本が面白いと思ったのは、途上国における法律や制度についても触れられていること。
グラミンバンクや、この本で紹介されている数々のBOPビジネスは一種の"Institution Building"なんだなと思った。Instituionとは、簡単に言えば「広義の制度」のことで、法律のみならず慣習やインフォーマルな制度も含むものを指す。途上国経済の発展において、Institionの構築・改善が急務であるということは、世銀のWorld Development Reportでも2002年や2003年に特集されていた。実際、貧困層は不当に高い利子や水道料金に苦しめられていたり、登記や契約を行うことができないでいたりした。グラミンバンクなどは、そんな制度的な問題を改善する役割を担ったと取れるかもしれない。(てかそれが通説なのかな?)

少なくとも、社会起業的な話については、制度設計って切り口が大切な気がするよ!

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